スマホ首について①

最近耳にするスマホ首って何?って話ですが、単なる「ストレートネック」のことです。スマホが一般に普及してからですから、最近のワードと思いますが、なんでわざわざスマホ首って言い出したのかわかりません。強いて言えば、商売でしょうか。何かそれらしきことを言って、お客様に引っかかってもらおうとしているのでしょうか。ま、それは良きにせよ悪きにせよ、ですが。

その上でさらに強いて言えば、スマホの普及によることによる、ストレートネックはたしかに増えるとは思います。ただ、一方、読書人口も数十年前と比べて減ってるので、全体としてはトントンでは?と思ったりもしますが。とはいえ、スマホ首は、これだけスマホが普及していると(電車内の光景とか随分変わりましたよね)、未来への心配材料なんだと思います。スマホが便利だからって、安易に使ってると、体がやられちゃうよ、って。特に、子どもと女性!

なぜかというと、それは、骨が柔らかい、筋肉がないからです。また、とくに子どもは、幼少の体が形成されてる時分に、もしスマホを、大人のように一日3時間以上も見つめていてはたしかに危険で、そして、それは世界同時に起こっていることだから、スマホを売ってる会社も警鐘を鳴らさないといけない(すでにしているか知らんけど)。していなかったら無責任ですね。スティーブ・ジョブスは、コンピューターを民衆に与えることにより、パワートゥザピーポーがしたかったわけだから、それで民衆、なかんずく愛すべき子どもと女性の健康を損なっては本末転倒であり、決して願ってることではないはずです。

まず、概論ですが、頭は4〜6kgはあると思います。俗に“ボーリングの球”と同じと言われます。これが、前に倒れれば倒れるほど、首の後ろの筋肉が、(伸張性収縮で)強張るわけです。
強張れば、血流悪くなり、リンパも滞り、老廃物も流れずに溜まります。さらに強張っていくと筋肉の質が変形してしまうんです。

すると、首の可動域が狭くなり(動かしにくくなりor動かさなくなり)更に固まっていく、という悪循環。首には脳、目、耳、鼻に栄養をもたらす血管やリンパ菅、脳と全身をつなぐ神経ががっつり通ってますし、それが引っ張られ、神経につながる小脳や延髄も引っ張られます。その影響と連鎖により、鼻づまりや喉のイガイガ、だるさ、ふらつき、頭痛、寝つき、冷え症、むくみ、自律神経失調症、内臓の不調、うつ病、いらいら、キレやすい、距離感の狂い、物忘れ、抜け毛、慢性疲労、(交感神経優位による)血圧不安定、(副交感神経低下による)ドライアイ、ドライマウス等いろいろな不調(不定愁訴)が起こってくるわけです。

ある方などは、著書で、「スマホ首は日本を亡ぼす」とかいっています。ちょっとうちはスマホ首専門でやってるわけではないのでわかりませんが、かなりの患者さんが日本にはいるようですね。

つづく