カウンセリング・骨格調整付き/男性40代、Aさん
まず、問診してヒストリーなどを聞きます。
ご来店の目的、お身体や健康の目標、既往歴、学生時代やっていた(今現在やっている)スポーツ、日常の仕事(等での体の使い方)、食事、睡眠、主観的な身体の感じ方などです。
Aさんの場合、運動は、学生時代は球技、現在は週2〜3回ジムに行き、主にスタジオプログラムに行かれてるとの事。
健康意識は高く、素晴らしい、有り難い、とべた褒めさせていただきました。医療費削減、社会貢献もしてますよ!と。
睡眠時間はばらつきがあり、慢性疲労と、とくに以前痛めた腰痛と肩凝りがひどい、と。
これは、とりあえず頭に入れといて・・
次に、食事はまぁまぁ気にされているとのことでオッケーでしたが、寝る前にお腹に入れてしまうとの事でした。
ので、ビーマル1というタンパク質の発現により、時間帯によって(夜中2時で最大、14時で最小)や太ってしまうことをお伝えさせていただき、また、内臓に食べ物入ってると、そちらにエネルギー使って細胞修復に集中出来ずに疲れ残りやすいので、暖かいノンカフェインのハーブ茶(ルイボスティーなど)を飲むことをおすすめさせていただきました。
の上で、どうしても食べたいときは、カロリーや糖質の低いもの(寝るときは動かないので消費されず体に脂肪としてとして蓄積される)にして、早めに寝ちゃって、朝方に変えて、朝日のエネルギーを浴びましょう!と。
本人の自覚としては、ともかく腰痛持ち。首も痛い、それが原因か睡眠も浅く、ストレスためがち、で溜まるとさらに首・腰も不調になってくるとのこと。
次に視診して、顔色、声色、姿勢のチェック。
立位での肩のラインや骨盤の傾斜、うつ伏せで足の長さ、骨盤の左右の捻り、背骨のゆがみをチェックしていきます。その結果、頭部が前突して猫背気味で、胸椎に問題ありそう。
さらに右短下肢で右骨盤前傾、ヤコビー線(腰のライン)右上がりで、肩は右肩下がりとわかりました。広背筋の盛り上がりの左右差もあります。
さらにうつ伏せのまま、触診して、腰や肩の張り&背骨の(具体的に)整列が悪いところを再確認。その結果、だいたい見込み通り。
また、もも裏(ハムストリング)やふくらはぎや、臀筋の張りを確認し、辛そうなところ、引っ張っているところを頭に入れます。
そのあとに、立位で前屈・後屈・側屈して可動域の確認、ベッドに座ってもらい足上げ検査して、骨盤、さらに首の屈伸、側屈、回旋…そうしていきながら何処を解(ほぐ)して、何処をトレーニングしようかなぁ…と、プランニングしていきます。
Aさんの場合は、反り腰で起立筋拘縮、中臀筋(とくに右)パンパン、ちょうけい靭帯、前脛骨筋など、外側がとくに張っていて、ハム、脹脛も張り強く、とにかく筋肉硬くなりやすいのか完全にメンテナンス不足です!!
首も頸椎のアライメントガタガタで、とくに伸展がきつい、辛そうなので、これは胸椎の(長年の)固まりからきてるかと。なので、その辺ほぐそうと。
施術開始。
普通は、70%の筋肉と血液がある下肢からやるのですが、Aさんの場合は、首からいきました。なぜかというと、首の緊張ほぐれると、全身リラックスしやすいし、頸部は神経の束が通っているので、まず神経伝達をよくするためです。
鎖骨下筋からほぐし、胸骨圧迫して、胸骨の可動もあげ呼吸の入りをよくします、頭方から肩こりの親玉の僧帽筋をほぐし、その起始部である、上項線にじわ〜っと圧をかけて緩めます。
肩(肩甲挙筋の停止部)から首へと中指薬指小指の三指でゆっくり丁寧にほぐしていきつつ、飛び出してる横突起などを確認。さらに牽引をして、筋肉を緩めて、そして、首のストレッチ(うちはストレッチ屋さんなので)。でまた首のアライメント(整列)を確認。途中、ステアステップ(という技)で、下部頸椎に柔軟性(S字カーブ)をつけたりもしましたっけ。
で、下肢に行きました。仰向けで、左足から(血液の巡る仕組みか、僕は基本は左側からやる派です)、股関節を回し、股関節にはたくさんの筋肉が関与しているので緩めます。可動域(硬さ)をみてどこの筋肉が硬いか確認しつつ(Aさんの場合は臀筋群)、外旋屈曲の状態(平泳ぎみたいな)にして、足裏から脛骨の際、内転筋群を拇指で直列圧迫していきます。
鼠蹊部近くで、動脈圧迫して(30秒)、手を離すと制限されていた血液が流れて、あったかくなります。そうして、血流を良くしていきます。
今度は、その足を、内転(クロス、捻る)させて、筋膜張筋(足の付け根)を剥がすように手根圧をがっつりかましていきます。とくにAさんはパンパンだったので、効く〜という悲鳴?喜悦?を聞くところによるとそうとう効いてたみたいです(笑)さらにそのまま、状態を捻りながら、起立筋に拇指圧、戻しながら、ちょうけい靭帯を尺骨ローリングしながら、手根で中臀筋を揉捏。ここで予想通りの雄叫びいただききました(笑)笑ってごめんなさい。あまりにも、叫び方が大胆だったので。けど本人も笑ってます。笑ったり叫んだりすることで、力が入るのを無意識に防いでるんです。
つづく