姿勢について②

上半身で有名なマルアライメント(悪い姿勢)は、いわゆる猫背ですね。
仕事やストレスによる気分の落ち込みで猫背になれば、呼吸が浅くなり、全身に酸素が巡りにくくなります。また、呼吸が浅くなると交感神経優位になり自律神経も乱れます。する胃腸は副交感神経優位の時・リラックスしてるとき働かなで、蠕動運動が悪くなり、胃が傷んだ、消化に影響、便通も悪くなります。


どんなにいい栄養を摂っても吸収が悪いので、疲労を回復させることが出来ずに、疲れが取れにくくなります。それだけでなく腸内細菌の環境が悪くなるということは、免疫力が下がり、セロトニン(幸せホルモン)も分泌も悪くなります。セロトニンはメラトニンに変わって夜の睡眠を誘導するので、睡眠にも影響を与え、寝れなくなったり、睡眠が浅くなったりして、疲労が蓄積されていきます。とともに、もちろん直接的な、神経や筋膜に圧迫や拘縮の影響により、肩こり、背中痛などの痛みも発生していきます。首の曲がりは、胸椎、腰椎へと影響与えていきます。で、それがまた内蔵や呼吸に影響与えていくわけです。ストレスや仕事の環境に抗い、軽い体操から、あるいは複式呼吸からしましょう。行ければ散歩へウォーキングへ。さらに、体操やヨガ。さらにいければ筋トレしましょう。

下半身のマルアライメントは、骨盤の歪みですね。骨盤は、鉢に入った植木の「鉢」の部分なので、歪みは植木全体にも影響を与えていきますよね。幹の部分の背骨には、(脊髄)神経が通っていて、その神経は、体中の筋肉(骨格筋、内臓筋、心筋)につながっているので、それら内蔵の働きへももちろん影響を与えていきます。

骨盤の傾斜が前傾や後傾に傾いていけば(正常は10°前傾)、骨盤の閉鎖孔から下肢への流れてる血流が悪くなり、下肢の筋バランスも悪くなります。また、骨盤の姿勢が悪いと「腹圧」がかかりにくくなるので、ポッコリお腹になり、見た目だけでなく、蠕動運動が悪くなって便通が悪くなり便秘がちになります。

すると全身に老廃物が溜まり、ダルさを感じたり、疲れやすくなります。あと、ねっとり便はトイレ掃除が面倒くさいです笑。また、骨盤を前後に傾斜させている筋肉のバランスが悪いということは、筋バランス悪い=筋ポンプが働かず、体液循環に影響与え、浮腫みやすくなったり、筋拘縮による、神経・筋膜への圧迫を発生し、腰痛が出てくるわけです。 


血流が悪いのは万病の元です。基礎代謝が落ち「太りやすく痩せにくい身体」になるだけでなく、細胞に栄養が行かないので、皮膚や髪や爪や視力等のトラブルにもつながっていきます。

血液の粘性も高まり、糖尿病の原因になります。インスリンを出す腎臓に負担かけ、腎臓も壊します。また、必然的に高血圧になるので、心臓に負担をかけるし、血管に傷をつけ、動脈硬化を起こします。

硬化すれば、さらに血流が悪くなります。酸素不足で心臓が狭心症になったり、脳へはアルツハイマーの原因になったりします。血管内に血栓ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞になったりします。さらにコレステロールが血管壁に付着しやすくなり、(血管が)硬化すれば柔軟性・伸縮性を失い、さらに血流悪くなります。

血流悪くなっていけば免疫力も下がります。流れが悪ければ冷え性になっていきます。冷えると、免疫力下がります。すると、感染症やがんになるリスクが高まったり、新陳代謝が下がって美容の面でも悪影響があると考えられます。「悪循環の堂々巡り」です。

これを「好循環の堂々巡り」に転換していくには、良い姿勢を保つことです。筋肉に圧迫を与えたりストレッチ(コンディショ二ング)することで、かたくなった拘縮部位を解して伸ばし、ゆるくなった弱化部位鍛えてつよく(トレーニング)して、筋肉の「質」を良くして、血流をよくしていくことです。血管も筋肉(平滑筋)ですから、ストレッチされます!!!

あと、食を大切にして、なるべく悪いものは体に入れずに、良いものを与えていくことです。

そうやって、いかなるストレスにも負けない心身をつくってまいりましょう。むしろ波風を利用して遊ぶヨットやサーフィンのように、ストレス(困難)を楽しめる、強い身体、レジリエンスの高い心身を日頃からつくっていく。また良いシステム(習慣)をアート(創造)していくことが大事です。

巷でダイエット、ダイエットていつの頃からか聞くようになりました。太ってる人が痩せるというイメージですよね?けど、痩せてても不健康な人たくさんいますよね?ダイエットて英語では「食事療法」という意味で、お相撲さんのちゃんこやビルダーの食事もダイエットです。

そして、ダイエット語源の『ディエタ』(ギリシャ語)とは、じつに【生活習慣】という意味なのです。

さぁ皆さん、真の「ダイエット」をしましょう。そして、正しい使い方をしましょう。まわりにも伝えてあげてください。かならず10人には言ってください。そうしないと…

La fin.